【受賞のご報告】「手のひらの自然ー源氏物語2018」(有斐斎弘道館)で優秀賞と審査員特別賞を受賞いたしました

「手のひらの自然ー源氏物語2018」(有斐斎弘道館)の公募展で入選し、その中から茶席菓子実作部門優秀賞と審査員特別賞鈴木宗博賞をダブル受賞いたしました。

源氏物語の世界を和菓子で表現する公募展。第28帖野分の場面をテーマに取り上げ、野分で御簾が吹き上げられ、紫の上を垣間見た夕霧の心を思い、草木が揺れる様と夕霧の心が揺れる様とを重ね緑色の羊羹で、紫の上の姿が心を占めてゆく様を紫色の羊羹で表現しました。源氏物語の世界や夕霧の心の内を思いながら、色や形で表現する時間はとても楽しい時間でした。

2018年10月21日から11月4日まで、弘道館と旧三井家下鴨別邸で展示がされていましたが、会期中に旧三井家下鴨別邸で行われた特別茶会に参加させていただきました。玄々斎の「白拍子」の花入れのある茶室で貴人立てでお茶をいただき、とても良い時間を過ごさせていただきました。また、特別茶会の後に、弘道館で授賞式までしていただき、大感激の1日でした。弘道館でもお茶をいただきましたが、その際の茶碗がとてもとても貴重なもので出していただき、今も手にその感触が残っているような気がいたします。本当に楽しく充実した時間でした。

この度は選んでいただき、また茶室での授賞式をしていただき、ありがとうございました。

太田さん、弘道館のみなさま、関係者のみなさま、ありがとうございました。

和菓子万くみ

鈴木万久美