2018年5月「ドライフルーツのラム羊羹」と「丹波黒豆すはま」の和菓子レッスンが終了しましたので、ご報告致します。
ウェルカムドリンクは、徳島県の和菓子屋”茜庵”さんのゆずシロップを水で割って。のどを潤してレッスンスタートです。
「ドライフルーツのラム羊羹」は、黒糖やラム酒をたっぷり使います。黒糖とグラニュー糖の割合のお話や、そこから発展して黒蜜作りのお話、砂糖の発展など材料学や歴史についても交えながら、進めました。ご試食時には、「ドライフルーツのラム羊羹」とドライフルーツを入れない「ラム羊羹」をお出ししました。ラム酒につけたドライフルーツが入っていないだけで、また別の羊羹を食べているような感じがします。美味しいと召し上がっていただけてよかったです。
「丹波黒豆すはま」は、懐かしい駄菓子きな粉棒のようなお味のお菓子です。丹波黒豆きな粉を使うので仕上がりは黒いすはまになりますが、美味しいきな粉を使い美味しいすはまを仕上げていただきました。きな粉の歴史や、安倍川餅の命名についてのおはなし、日本で金がとれた頃のおはなしなどもしました。私自身、材料学や和菓子にまつわる歴史を知るにつれ、和菓子を作る面白さが倍増していったのですが、みなさまが書いてくださるアンケートにもそのようなことが書かれていて嬉しく思っております。
ラッピングは、赤松の経木を使ったものと、5月なので尾形光琳「燕子花図屏風」をイメージしたラッピングで。
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ご試食時には、和紅茶専門店「紅葉」(くれは)さんの”瀬戸谷もみじ”をお出ししました。甘い香りの紅茶が、「ドライフルーツのラム羊羹」に合うと思い用意しましたが、喜んでいただけたようで良かったです。
今月も楽しい時間を過ごさせていただきました。
お越しくださったみなさま、ありがとうございました。
和菓子万くみ鈴木万久美