5月の自由が丘レッスンが終了しましたので、ご報告です。4名の方がいらしてくださいました。暑い日だったので、ウェルカムドリンクにはゆずのシロップを薄めた冷たいジュースを。
レッスンでは、「紫陽花きんとん」と「梅酒ゼリー*梅の甘露煮を使った淡雪羹(和風ムース)のせ」の2種類を作っていただきました。紫陽花きんとんは、お箸できんとん餡をすくう角度やくっつけるときのポイントをお伝えしながら。みなさま、きんとん篩を使うのも初めてとのことでしたが、上手に使われていました。それぞれ、紫陽花の色合いも違って、それぞれの方の雰囲気に合っていて素敵でした。
↑「紫陽花きんとん」
「梅酒ゼリー」は小さなカップに入れて、お持ち帰り分は仕上げていただきました。今回のレッスンでは、粉寒天を使いましたが、棒寒天と糸寒天と粉寒天の作られ方や性質の違い、使い分けなどもお話ししました。また、江戸時代初期に寒天が生まれたきっかけも。
私自身、和菓子の材料学を知ってアレンジの幅が格段に広がりましたし、歴史を知って和菓子がさらに面白くなったので、レッスン内容に関係するところから少しずつ取り入れていけたらと思っています。
↑ご試食にお出しした「梅酒ゼリー」。黒文字楊枝にさして。
ラッピングは、紫陽花をイメージして。かごめ十五角結びで真ん中の飾りを作っていき、みなさんに箱につけていただきました。
↑5月のラッピング
ご試食タイムには、私が作った紫陽花きんとんと、梅酒ゼリー淡雪羹のせを黒文字楊枝にさしたもの、お干菓子の寒氷と一緒に、紅茶専門店紅葉(くれは)の佐賀産「嬉野」をお出ししました。紅葉(くれは)さんの和紅茶、本当に美味しく大好きなのですが、みなさまにも美味しいと喜んでいただけ良かったです。
ご参加くださったみなさま、楽しい時間をありがとうございました。
和菓子万くみ
鈴木万久美